こんにちは！奈良県橿原市に拠点を置く、外壁塗装・屋根塗装の専門店　株式会社飛鳥美建です。

毎日うだるような厳しい暑さが続いていますね。

熱中症に注意して、対策を万全にお過ごしください。

さて今回は、屋根塗装・外壁塗装を行う際に必要となってくる「下塗り塗料」のお話です。

下塗りは外壁塗装を長持ちさせるためにとても重要な工程です。

屋根や外壁を塗装する際、

下塗り不要の上塗り塗料を使用する場合や下塗りと上塗りがそれぞれ一回で済む場合、

状況により２回以上の下塗りを行うケースなどもありますが、

基本的には下塗り・中塗り・上塗りの３回の塗装をします。

この工程の中で1回目の塗装に使う塗料が下塗り塗料です。

塗装面の状況に応じて刷毛やローラー、スプレーガンなどを使って塗っていきます。

役割

下塗りは、外壁材と中塗り・上塗り塗料がしっかり定着するように接着力を強める役割があります。

下地の吸い込み防止・生地止めの役目を持ち、壁面そのものの強度をあげ、耐久性に優れた外壁塗膜を作ります。

劣化した外壁に下塗りをしないで直接中塗り・上塗りをしてしまうとどうなるでしょうか。

外壁材に中塗り・上塗り塗料が定着せず、塗膜の剥がれやふくれに繋がります。

また、塗料が外壁材に吸い込まれることによって色ムラや艶ムラができる、塗料の気泡などによって外壁材を傷める可能性もあります。

このような影響から本来の耐用年数よりも短い期間での外壁の劣化症状に繋がります。

下塗りの種類

一般的に戸建て住宅の下塗りでは、シーラーやプライマーと呼ばれる下塗り塗料を使用することが多いです。

シーラーとプライマーの違いは明確に定義付けられているわけではありません。

そのため塗料メーカーによってはシーラーとプライマーを同じ意味で使っている場合もあります。

プライマーは金属・鋼板・鉄部などに適している下地塗料です。

シーラーはモルタル・コンクリート・サイディング、石膏ボードなどに適します。

それ以外にも、塗る外壁の種類によってフィラーやサーフェイサーなど、下塗り専用塗料は種類が使い分けられています。

シーラー

塗装工事を行う際は、シーラーと同じタイプの上塗り塗料を使うのが一般的です。

大きく分けて2種類「水性タイプ」「油性タイプ」に分類できます。

水性シーラー

最も普及している種類は水性シーラーといえます。

水性タイプのシーラーは、下地に浸透したあとにシーラー内の水分が蒸発して塗膜が作られます。

油性タイプのシーラーより乾燥時間が長く必要であり、浸透性が低いため、比較的劣化が少ない場合に用いられます。

水性であるため臭いが少ないことが特徴で、室内の塗装にも採用されることがあります。

油性シーラー

一方、油性タイプのシーラーは、シーラーに含まれた溶剤が揮発して塗膜が作られます。
劣化が激しい下地に使われることが多いのが油性タイプのシーラーです。

臭いが強いので換気に注意が必要ですが、吸い込み防止効果が高く、乾燥時間も水性に比べて短いのが特徴です。

水性タイプのシーラーと比べて接着力が強く、外壁材の内部まで下塗り塗装ができるので、外壁自体の強度も高められます。

種類は主に上記に挙げた水性タイプと油性タイプがありますが、機能性のあるシーラーもあるので用途に合わせて選びましょう。

機能性シーラー

ヤニ止めシーラー

たばこのヤニや雨のシミなどを防いでくれるシーラーです。

水性タイプなので臭いが少なく、室内の壁や天井の塗装に適しています。

カチオン系シーラー

密着性の高いシーラーで、防カビ・防藻を防ぐ機能があります。

外壁や内壁どちらにも使用されます。

ブロック塀塗装の下塗りとしても使用でき、適用範囲が広いのが特徴です。

まとめ

下塗り塗料は、塗装後の仕上りを左右する重要な工程の一つです。

外壁の痛み具合の判断からそれに適応する下地塗料や上塗り塗料の種類の選別は、ご自身では難しいですよね。

もともと塗られている塗料の種類やそれについての知識をしっかり持った営業担当者と

それらを仕様通りに乾燥時間を守って懇切丁寧に塗り上げる技術をしっかり持った職人のいる優良な業者に工事を依頼したいですね。

飛鳥美建は、営業と職人がきっちりとタッグを組み、今までに経験した知識と技術をもとに、お客様にとって何が最善かを考えたご提案と施工を懇切丁寧にご提供させていただきます。

奈良県の橿原市、高市郡、桜井市、御所市、葛城市、香芝市、大和高田市、北葛城郡、磯城郡、天理市、奈良市、生駒市、

奈良県のみならず他府県、大阪府南河内郡や三重県名張市、和歌山県橋本市にお住まいの方。

外壁塗装や屋根塗装、防水工事、シーリング工事をお悩みであったりご検討の方は、まずはご相談だけでも当社をご利用下さい！