外壁に触れると白い粉が!チョーキング現象
2021年12月24日今年も残すところあと数日。
大掃除は完了されましたでしょうか?
奈良県橿原市に拠点を置く外壁塗装・屋根塗装専門株式会社飛鳥美建です!
お家の外まわりをお掃除や点検される際、外壁に触れましたか?
外壁に触った際、もし手に白い粉がついていたら、
それは劣化現象のひとつ「チョーキング現象」によるものです。
手や服が触れた際に汚れるくらいで、特に影響がなさそうと思って放置していませんか?
チョーキング現象が出たら『外壁塗装を検討するサイン』です。
1 チョーキング現象とは
チョーキング現象とは、外壁塗装面の塗料に含まれている顔料が紫外線や熱、風雨などの自然現象により劣化し、チョークの粉のようになって塗装表面に浮き出てきてしまう症状です。
チョーキング現象は、白亜化と呼ばれることもあります。
粉の色は基本的に白いですが、外壁の色に似た色の粉末が手に付着する場合もチョーキング現象である可能性が高いです。
チョーキングしやすい箇所は、紫外線の影響を受けやすい日当たりの良い南側や、日影のないバルコニー、強い西日が当たる面等です。
チョーキング現象は、外壁だけでなく屋根にも起こります。
普段近くで見ることがない屋根なので気づきにくいですが、外壁にチョーキング現象が起こっている場合、屋根にも起こっている可能性が高いです。
外壁塗装をしてから10年ほど経つと、チョーキング現象が現れ始めることが多いです。
チョーキング現象が起きたということは、家の見た目が悪くなるだけでなく、耐久性にも影響を与えてしまいます。
防水性能が著しく低下しているサインでもあり、早めに塗装を検討する必要があります。
2 チョーキング現象の原因
チョーキング現象が発生する原因は、基本的に何年もの時間をかけて紫外線や雨・風砂ぼこり等にさらされてしまうことによる劣化です。
塗料に含まれる顔料はもともと粉末状の物質です。
顔料はシリコンやウレタンなどの合成樹脂、添加剤を混合して、水やシンナーで薄め、外壁に使用される塗料が作られます。
紫外線や風雨からのダメージを常に受ける外壁の塗料中の樹脂成分は、徐々に分解されて顔料が粉に戻り劣化します。
この中の白色顔料が粉に戻り、外壁表面に現れるのがチョーキングです。
しかし、劣化だけがチョーキングの原因ではない場合があります。
本来あってはならないことですが、業者による施工不良が原因でチョーキングが発生してしまうことも。
例えば以下のような業者による施工不良の原因が挙げられます。
・塗装作業の順番が誤っていた
・十分に塗料が混ざっていなかった
・塗料使用料の規定を守らなかった
・高圧洗浄や塗装後の、乾燥時間の不足
・下地処理の技術不足
・立地環境に合わない塗料での塗布
外壁塗装工事は塗料に対して基礎的な知識を持っていて、きちんと手順を守って作業をおこなえばメーカーが設定している年数は持つようになっています。
一番耐用年数の短いアクリル塗料でも5年もつとされていますが、施工不良の場合は1、2年でチョーキングが起きてしまうことがあります。
そういった場合は施工不良の可能性が高いですので業者を呼んで点検してもらいましょう。
3 チョーキング現象の確認方法
・手で触れる
外壁を手で触れる、あるいは布で軽く擦った際に白い粉が付着する場合は、チョーキングが起きている可能性が高いです。
白い粉がしっかりと付着するようであれば劣化が進んでいるので、早めに対処しましょう。
塗膜の寿命が尽きている可能性が高いため、外壁材に雨水が染み込みやすい状況となっています。
うっすら付着する程度なら、そろそろ外壁塗装を検討するべきです。
明らかにチョーキングが起きている場合、軽く外壁に触れただけでも粉がついてしまうので、プロでなくてもすぐにわかります。
チョーキングの確認は業者に頼まなくてもできますので、日ごろから点検をおこなうようにしましょう。
・水に濡らす
水に濡らして、外壁が変色していればチョーキングが起こっている可能性が高いです。
チョーキングが起きていると、防水効果が低下し壁が水をはじくことができず、吸い込み始めている状態です。
4 チョーキング現象を放置するとどうなる?
では、チョーキング現象を放置するとどうなるのでしょうか?
チョーキングを放置してしまうと、外壁の耐久性や防水性が低下します。
雨水が入り込むと外壁材が水分を吸収するようになり、壁の色が変色したり反りが発生するようになります。
カビや苔の発生にも影響があるので、どんどん建物の美観が損なわれます。
また、水分を吸収した外壁材は著しく脆くなり、塗料が持つ外壁を守る働きができない為、放置してしまうとひび割れを起こす危険性があります。
放置しひび割れができると、そこから壁の中に水が浸入し雨漏りの原因となりますので、建物自体の劣化を早めることとなります。
塗装が剥がれるケースもあります。
下地材が露出してしまい、紫外線や雨などが直接当たってしまうため、劣化はさらに早まるでしょう。
5 チョーキング現象が起きたら専門業者へ!
チョーキング現象は自然に治まることはなく、放置するとどんどん劣化が進んでいきます。
チョーキングが発生しているということは、塗料が劣化している証拠です。
さらなる激しい劣化を避けるためにも、チョーキング現象が起こっていたら塗り替えを検討しましょう。
チョーキングは、自分で水洗いをしても不十分です。
チョーキングは塗料の劣化や施工不良によるものなので、水で洗いで粉を落しても根本的な解決にはなりません。
費用を抑えたいからといって、DIYで外壁塗装するのはオススメしません!
できる限りプロに依頼するようにしましょう。
塗装工事は外壁の劣化現象を正確に確認して、適切な下地処理、容量や手順を守って適切に行うのが鉄則です。
そのためには、正しい知識と技術力が必要なので、専門の業者に任せるのがおすすめです。
ただし、チョーキングは劣化が起きているのが分かりやすいため、緊急を要する状態でないにも関わらず「早急に塗装工事が必要だから早く契約を」と焦らせる悪徳業者もいます。
大切なお家をより長持ちさせるために、外壁の塗り替えは費用や施工内容の説明をしっかり行う信頼のおける外壁塗装業者に依頼しましょう。
奈良県橿原市に拠点を置く株式会社飛鳥美建では、どんな些細な事でもご相談を承ります。高市郡、桜井市、御所市、葛城市、香芝市、大和高田市、北葛城郡、磯城郡、天理市で外壁塗装や屋根塗装、防水工事、シーリング工事をお悩み、ご検討の方は、まずはご相談だけでも当社をご利用してみて下さい!
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