お知らせ

屋根を守り雨漏りも防ぐタスペーサーって?

2022年10月24日

こんにちは!

奈良県橿原市の外壁塗装と屋根塗装の専門店、㈱飛鳥美建です!

 

弊社が拠点を置く橿原市の、藤原旧跡のコスモスも満開で休日には多くの人でにぎわっています。

1日の寒暖差が激しく、体調管理も難しい時期ですが、秋を感じながら元気に過ごしたいですね。

 

 

さて、屋根の雨漏りで業者に相談された際や、屋根塗装の見積りを依頼されたとき、

「タスペーサー」という文字を目にすることがあります。

 

以前のブログでも少し触れましたがhttps://asuka-biken.com/%e3%82%bf%e3%82%b9%e3%83%9a%e3%83%bc%e3%82%b5%e3%83%bc%e3%81%a3%e3%81%a6%ef%bc%9f/

タスペーサーは小さな部材ですが、日本の多くのお家の屋根に使用されているカラーベスト塗装の際にはとても重要です。

 

聞きなれない言葉かもしれませんが、屋根塗装をご検討中の方は「タスペーサー」の意味を知っておくとご相談やお見積もりの際に話がスムーズに進むかもしれません。

カラーベスト屋根の塗装をお考えの方は是非覚えておいていただきたい言葉です。

 

 

1.縁切りとは

「タスペーサー」の説明をする前に、屋根塗装の工程で重要な「縁切り」のお話をします。

「縁切り」とは、屋根と屋根の間に隙間を作る作業のことです。

 

屋根には瓦など様々な種類がありますが屋根材が一つ一つ重なり合ってできています。

この重なり合っている部分に、隙間ができます。

 

この隙間には屋根に降り注いだ雨水を排出するという重要な役割があります。

しかし、屋根を塗装するとその隙間が塗料によってくっついてしまい塞がれるので、水を排出できなくなります。

その隙間を作る作業を「縁切り」といいます。

 

縁切りは塗膜カッターや皮スキという道具で、職人が一つ一つ手作業でくっついた塗膜を切っていきます。

屋根の大きさによっても変わりますが、かなり手間と時間がかかります。

また、縁切りを行う際にはせっかく塗装した屋根を踏んでしまったり、屋根材を傷つけたり汚してしまう可能性があります。

 

 

2.縁切りをしないリスク

では、縁切りをしなかった場合どのようなリスクがあるのでしょうか。

雨水がどんどん屋根材の内部に溜まっていき、次第に屋根裏を腐食させてしまう可能性があります。

少々の雨水であれば問題はありませんが、長期的に雨水に晒されると、屋根内部まで水が浸透し、雨漏りにつながります。

 

縁切りをしないまま屋根の隙間が塗料で塞がれたままであると、通気性がなくなります。

水や湿気がこもり、屋根材の腐食が加速する原因になってしまいます。

 

 

3.タスペーサーとは

セイム株式会社が製造している「縁切り部材」です。

タスペーサーは下塗りが終わった後に屋根材の下に差し込みます。

 

屋根同士の間に挿入することで、屋根材を持ち上げた状態で固定されます。

塗装後も屋根の間に隙間が確保でき、縁切りしたのと同じ効果になります。

塗装した部分を傷つけずに縁切りをする事が出来ます。

 

 

4.メリット

「タスペーサー」にはどんなメリットがあるのでしょうか。

 

1.足跡汚れの心配がない

カッターや皮すきで縁切り作業をする場合、塗装後の屋根に乗るので、仕上がった屋根に足跡が残ってしまうことがあります。

タスペーサーであれば入れた後に抜く必要がないため、足跡で汚す心配がありません。

 

2.塗膜剥がれの心配がない

皮すきでの縁切りの場合、力任せに隙間をあけるので塗装部分が剥がれる恐れがあります。

タスペーサーであれば下塗り塗装の段階で設置しますので、塗膜を剥がさずに隙間を作れます。

 

3.作業時間の短縮

縁切りは、カッターや皮すきを使うと2人がかりでおよそ1日かかる作業です。

タスペーサーであれば設置時に数時間かかる程度なので作業時間を短縮でき、人件費の節約にもつながるでしょう。

便利に感じるタスペーサーにも、カッターや皮すきと比べた場合に2つのデメリットがあります。

 

 

5.縁切りが必要な屋根

縁切りが必要な屋根は基本的にスレート屋根です。

日本の多くの住宅に使用されており、コロニアルやカラーベストとも呼ばれます。

スレート屋根は、薄い屋根材で塗装によって屋根同士がくっつきやすくなるのでタスペーサーが必須になります。

 

基本的にスレート屋根以外、縁切りは必要ありません。

また、スレート屋根では縁切りが必須ですが、タスペーサーの使用できない例や、縁切りの必要がない屋根もあります。

ご自宅の屋根の塗装を検討されている方は、縁切りが必要かどうか屋根塗装の専門業者にしっかり現場調査してもらい、タスペーサーが使えるかも一緒に確認しましょう。

 

屋根塗装の際、重要になる「縁切り」や「タスペーサー」についてご理解いただけたでしょうか?

近年ではタスペーサーによって効率的に施工ができ、完成した塗装を汚す心配なく、コストも抑えられるようになっています。

しかし、タスペーサーが不要な屋根も存在しますので、株式会社飛鳥美建ではお住まいの屋根をしっかりと調査させていただきます。

縁切りが必要な屋根であれば、タスペーサーでの縁切りをご提案させていただきます。

屋根の状態に少しでも不安な点があれば、お気軽にお問い合わせくださいませ。

飛鳥美建は、営業担当者と職人がきっちりタッグを組み、これまで経験した知識と技術をもとに、お客様にとって最善なご提案と施工をご提供させていただきます。

奈良県の橿原市、高市郡、桜井市、御所市、葛城市、香芝市、大和高田市、北葛城郡、磯城郡、天理市で外壁塗装や屋根塗装、防水工事、シーリング工事をお悩みの方、ご検討の方は、

まずはご相談だけでも当社をご利用してみて下さい!

奈良市、生駒市や、他県、大阪府南河内郡や三重県名張市、和歌山県橋本市などでも車で1時間圏内であればアフターフォローもきっちりと対応できます。

是非、お気軽にご相談下さい!

もどる

ご相談・お見積無料
お気軽にお電話ください

tel

OPEN9:00~20:00[年中無休]