外壁塗装の塗料選び!無機塗料
2022年06月23日こんにちは!
奈良県橿原市に拠点を置く、外壁塗装・屋根塗装専門の株式会社飛鳥美建です。
6月も後半。
昨日は夏至でしたね。
日の出から日の入りまでの時間が最も長い日が夏至です。
この日を境に、だんだんと日が短くなっていきます。
2022年も上半期が終わろうとしています。
気になっているご自宅の外壁塗装、今年中に考えてみませんか?
さて、前回は外壁塗装塗料選びで疑問をお持ちの方も多い、シリコン・フッ素塗料についてご紹介しました。
https://asuka-biken.com/2022/06/03/外壁塗装の塗料選び! シリコン・フッ素/
今回は他の塗料に比べて耐候性に優れ、耐用年数の高い【無機塗料】についてお話します。
ご自宅に適切な塗料はどれかお考えの方、参考にしてみてください。
【有機塗料と無機塗料】
一般的な有機塗料には石油などの有機物(炭素を含むもの)を主成分とした樹脂成分(アクリル、シリコン、フッ素など)が入っており、
樹脂によって塗膜の基本的な性能やグレードが異なります。
色あせやチョーキングなどの塗膜の劣化症状は、この樹脂成分が紫外線によって分解されることが原因です。
一方、無機塗料には劣化の原因となる樹脂成分がほとんど含まれていません。
無機塗料は、鉱物や石、レンガ、ガラスなどの無機物(炭素を含まないもの)を配合して作られた塗料です。
紫外線で分解されない性質劣化の原因となる樹脂成分がほとんど含まれないため、一般的な有機塗料と比べ高性能な塗料です。
では、無機塗料の特徴についてお話します。
【耐用年数】
塗装条件や商品によって様々ですが期待耐用年数は18~25年
【メリット】
耐候性
紫外線によって劣化する樹脂成分がほとんど含まれないので、気温の変化や紫外線、雨などの自然環境への耐性があります。
防汚性
無機塗料は静電気が発生しにくいため、ほこりなどの汚れが付きにくいといえます。
難燃性
主成分が炭素を含まない無機成分で出来ているため、有機塗料と比較すると、家を火災に強くできます。
親水性
無機塗料の塗膜には水になじみやすい性質があるため、外壁に汚れが付着しても、汚れと塗膜の間に水が入り込み雨水が汚れを洗い流します。
防苔・防カビ
苔やカビの栄養分である有機物の含有量が少ないため、カビや苔が発生しにくいです。
【デメリット】
高価
一般的な塗料の中でも無機塗料は機能性が高く、高価です。
ただし耐久年数が長く塗替えの間隔が長くなりますので長期的に見ればコストパフォーマンスに優れます。
ひび割れしやすい
主成分が無機物で構成されているため、有機塗料と比較すると、塗膜が硬くしあがります。
そのため、外壁表面にひびが入った場合は、無機塗料で形成された塗膜も同時にひび割れを起こしてしまう可能性があります。
ツヤが消せない
ツヤ消しがなく、5分つやと3分ツヤまでの調整になるので、好みの問題ですが光沢のない塗料を選択したい方にとってはデメリットになります。
濡れない素材や箇所がある
無機塗料は固い塗膜が出来るため、収縮性がある木製の素材には塗装を行うことが出来ません。
無機塗料を使用する場合には、屋根・外壁材との相性に注意する必要があります。
【まとめ】
塗装を長持ちさせたい、塗装回数を減らしたい、そんな方にとってはメリットの大きい無機塗料。
しかし無機塗料には、無機物が何パーセント含まれているから無機塗料であるといった定義がありません。
無機塗料には様々な種類があり、中には質の良くない無機塗料を高額な値段で勧めてくる悪質業者も存在します。
少しでも無機物が含まれていれば無機塗料と呼ばれることがあるので、無機塗料を選ぶ際には注意が必要です。
そして無機塗料に限らず、塗装工事は職人の技術と知識が重要です。
塗装業者の技術力が低いと、どんな塗料であっても数年で剥がれてしまいます。
まずは信用できる業者を探して、ご自宅に最適な塗料について相談しましょう。
飛鳥美建は、営業と職人がきっちりとタッグを組み、今までに経験した知識と技術をもとに、お客様にとって何が最善かをしっかり考えたご提案と施工をご提供させていただきます。
奈良県の橿原市にお住まいの方はもちろん。
高市郡、桜井市、御所市、葛城市、香芝市、大和高田市、北葛城郡、磯城郡、天理市、奈良市、生駒市、三重県名張市、和歌山県橋本市にご自宅がある方も。
外壁塗装や屋根塗装、防水工事、シーリング工事をお悩みであったりご検討の方は、ご相談だけでも当社に是非ご連絡ください!