外壁塗装の塗料選び! シリコン・フッ素
2022年06月03日こんにちは!
奈良県橿原市に拠点を置く、外壁塗装・屋根塗装専門の株式会社飛鳥美建です。
6月に入りましたが、お天気の良い日が続いています。
奈良県を含む近畿地方の梅雨入りは平年より遅れる見通しのようですね。
梅雨入り前の、外壁・屋根の点検やメンテナンスは万全でしょうか?
さて、外壁塗装を検討する際に使用する塗料の種類について疑問をお持ちの方、いらっしゃると思います。
外壁塗装の塗料は「顔料」「樹脂」「添加剤」「溶剤・水」の4つの成分から構成されています。
その中でも、顔料を膜として密着させる働きを持つ「樹脂」の成分の違いが、塗膜の持ちに最も影響を与えるといえます。
今回は、近年戸建て住宅の外壁塗装に最も多く選ばれているシリコン塗料と、
東京スカイツリーなど特別な建物に使用されてきましたが徐々に一般住宅にも普及してきているフッ素塗料について、どんな特徴があるのかご紹介します。
【シリコン塗料】
シリコン塗料は、塗料の主成分である合成樹脂の成分にシリコンが使われている塗料です。
従来、戸建て住宅ではアクリル塗料やウレタン塗料を使用されることが主流でしたが、
価格と耐久性のバランスがとれた塗料として評価され、近年で最も多く選ばれているのがシリコン塗料です。
耐用年数
約8~12年
特徴
耐候性
気温の変化や紫外線、雨などの自然環境への耐性があります。
防汚性・耐水性
ほこりなどの汚れが付きにくく、撥水性が有るので雨などの水を弾きます。
透湿性
建物の内部結露を防ぐ力もあるため、防カビや結露対策として選ばれることもあります。
耐熱性
シリコン塗料は紫外線や熱にも強く、600℃に耐える性質を持っています。
光沢性
ツヤのある仕上りとなり、アクリルやウレタン塗料と比べて外壁塗膜をより長く美しく保持することができます。
価格
アクリル塗料やウレタン塗料と比べると価格は高く、フッ素塗料と比べると安価です。
シリコン塗料と、外壁材の隙間を埋めるコーキング材の寿命にはおおよそつり合いが取れているのでメンテナンス時期が管理しやすいといえるのではないでしょうか。
シリコン塗料は耐用年数と品質のバランスが良く、コストパフォーマンスに優れているといえます。
【フッ素塗料】
フッ素塗料は、塗料の主成分である樹脂の成分にフッ素が使われている塗料です。
寿命の長い塗膜を作ることが出来るので特殊な大型建造物に使用されることが多かったフッ素塗料ですが、近年一般の戸建て住宅にも使用されることが増えてきています。
外壁よりも劣化の早い屋根においてフッ素塗料が選ばれるケースもあります。
耐用年数
約15~20年
特徴
耐久性
汚れや色褪せにも長期間強く耐える性質を持っています。
耐候性
シリコンよりも結合力が強いことから紫外線に強く、雨水に強いです。
親水性
塗膜に水分がなじみやすい性質と汚れを弾く性質によって、雨と一緒に汚れが落ちます。
防カビ・防藻性
カビや藻が生えにくい特性があります。
光沢性
フッ素塗料の塗膜の光沢は20年経過後に10%減少するといわれおり、シリコン塗料より長期間ツヤの美しい外壁を維持できるといえます。
デメリット
塗膜が固いため、外壁表面のひび割れが生じやすいのがデメリットといえるでしょう。
価格
フッ素塗料は高性能であるため、価格も高めの設定となっています。
耐用年数もシリコン塗料と比較すると長くなるため、主な外壁塗料の中でも長持ちします。
どの塗料を使用したとしても足場や洗浄などの費用は必要になります。
フッ素塗料は耐用年数が長い分塗替え回数を減らすことが可能なので、トータルのメンテナンスコストは抑えられるのではないでしょうか。
まとめ
今回は費用を抑えたい!10年程度持たせられればOK!という方はシリコン塗料を選ばれる方が多いですし、
外壁の塗替え頻度を少なくしたい!一度の出費は大きくてもランニングコストを抑えたい!という希望の方はフッ素塗料を選択される方もいらっしゃいます。
今後の生活プランを考慮して、塗料の耐用年数や特性・塗替えの頻度を知り、適した塗料を選択したいですね。
その際、自分だけで塗料を選ぶのではなく信頼できる業者に、ご自宅の外壁に適した塗料のアドバイスを求めることが重要です。
飛鳥美建は、営業と職人がきっちりとタッグを組み、今までに経験した知識と技術をもとに、お客様にとって何が最善かをしっかり考えたご提案と施工をご提供させていただきます。
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